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なぜセイバーがたくさんいるの?【Fate】

「セイバー」は職業名

長く続いているFateシリーズ。「過去の英雄を現代に呼び出して、最後の一組になるまで殺し合いをする」というお話が第1作でした。英雄を現代に召喚した際に、本名ではなく職業名で呼ぶ決まりになっていました。セイバー=剣士。剣が得意な英雄を呼び出したら、剣士の職業「セイバー」となります。同じように弓が得意なら「アーチャー(弓)」、槍が得意な英雄なら「ランサー(槍)」…と、なります。

金髪で甲冑の「セイバー」

Fateの「セイバー」といえば、金髪、甲冑、青いドレスで剣を持った女の子が有名です。彼女は第1作目「Fate/stay night」のヒロインで、歴史に名を残した英雄です。剣が得意な英雄なので「セイバー」として召喚されました。ストーリーの中で、敵の手に落ち闇に染まってしまった黒い鎧姿の「セイバー」や、幼いころの姿の「セイバー・リリィ」などがおり、それらは同一人物となります。第1作目のメインヒロインであり、TYPE-MOON社の顔ともなっているので、「セイバー=金髪で甲冑の少女」という認識が普通になっています。似たような顔で別の人、ということも良くあります。『「セイバー」の顔が看板になっているので戦略上』『社長(TYPE-MOONの社長であり、キャラクターデザインの武内崇さん)があの顔が好きだから』など、いろいろと言われていますし、ファンから見ていても否定できないのも事実…かわいいのでヨシとしたいと思います。

作品によって「セイバー」は違う

新しい「セイバー」も多く生まれています。前述の通り、「剣が得意な英雄=セイバー」となるので彼女以外の人が「セイバー」になることも、当然あります。小説版ではじまり、最近漫画版も連載が始まった「Fate/Apocrypha(フェイト/アポクリファ)」は赤陣営と黒陣営に分かれて戦うという物語なので、「赤のセイバー」と「黒のセイバー」がいます。彼らも歴史に名を残す英雄達ですし、金髪甲冑のセイバーとは別人です。このように、作品によって「アーチャー」「ランサー」も人が変わります。

増えているのは「セイバー」だけじゃない

2015年からスマートフォン用ゲーム「Fate/GrandOrder」が始まり、戦う英雄達も100人を超えたため「Fateのセイバー」と一言で言っても、誰のことを言っているのかわからないというのが現状です。最近では職業名ではなく、彼らの本名「真名(しんめい)」で呼ぶ事が普通になっていると思います。真名で呼ぶと物語のネタバレになることもありますが、間違えることはないと思います。コミックマーケットなどの同人誌即売会への申し込みでも、サークル傾向で「ランサー中心」と書かれても、「どのランサーのことがわからなくて困る」といった話を聞いたことがあります。

ぜひ、書店のアニメ雑誌等で「セイバー」を見かけた際には、気にかけてみてくださいね。