2020/07/14記事投稿
2022/06/21記事修正
PS4用ゲーム、テイルズオブベルセリアをクリアしたので、感想です。
テイルズシリーズをクリアしたのが本当に久しぶりで楽しかったので、気持ち吐き出しつつ書き残していきます。
(特にストーリーの解説などはありません。)
すんごいおもしろかった!!!
です!!
【ネタバレ感想】
エクシリア以来のテイルズクリアとなりました。
ダウンロード購入してから2年。
『やる気が出たら遊ぶ』という感じで、無理なく続けてきたのが良かったと思います。2週間に1度、4時間ぐらい…を続けてました。ちまちまやってても、続けているかぎりいつか終わるものですね。
ストーリーがわかりやすかったのが大きかったです。目的が一貫して「アルトリウスを殺す」でしたから。久しぶりにプレイしても、どんな行動も結局はアルトリウスと聖寮の絡みになるので、標的が固定されてるというのは、本当に頭が楽でした。
『アルトリウスがラスボスである』というのも、ちゃんとベルセリアやろうと思ったキッカケでした。
歴代テイルズやってきて『なんでお前と敵対することになったんだ?しかもラスボス…なんで??』『え、なんでこれ以上話を続けるの?蛇足じゃない??』って思ってしまった事があったので…。
メインパーティーも6人と、全員にきちんと掘り下げがあって、まさに箱推しになりました。『この6人が良かった!』と思えました。すごいバランスの良さ。
君が君らしく生きるRPGというタイトルを、これでもかとパーティーメンバー全員に打ち込んでてよかったです。自分の舵は自分でとる。
「右へ倣え」「言われたことに従える人が成績が良い」「個性を求めるくせに結局欲してるのは従順な性格」といった、日本社会に真正面からぶつかってる内容だなーと思ったのですが、考えすぎかな。「皆が等しく同じになれば良い」ってカノヌシの鎮めは、まさしく日本のようだと少し思いました。人と同じということは気分が良い時もありますが、「同調圧力」なんて言葉もありますし。
ベルベット達の「自分らしく生きる」という考えは、平準化が良しとされてきた日本人が変わろうとしている時代への後押しのようでもあるなと思いました。
戦闘もすごく楽しかったです。AI賢いし、戦闘中に控えとチェンジしまくったり(編成を深く考えずガンガン進められた)、回復できるキャラが6人中4人と、絶対に回復キャラが半分以上になるので死ににくいし。連携秘奥義はガンガン使うべき。
唯一、不満点は「スキットが長い」点でした。
「さぁこれから移動するぞー!あ、なんかスキット発生してる、見ておこー……………ながい…」なんて事が多々あったので…。あまりにも長いので、スキット再生と同時にFGOの種火周回してこともありました。
そんなこんなで楽しく遊べました。とはいえ、ノルミン・フェニックスはぶん殴っておきたいので、もう少し遊ぼうと思います。ジュードとミラにも会っておきたいし。
歴代ネタといえば
異海探索は、嬉々として宝物庫を全部埋めましたよ!!
「サレトーマの花」「ファンダリアの香木」やお店の名前などにずっとウキウキしてました!
キャラ札は「テイルズキャラで花札ってことか!まかせろ!!」と鼻息荒く遊んでました。
こまかいところでいえば、デノーレボトル∞の説明に笑ったり(ダンジョンの出口まで飛べるアイテムで、「無限に出口まで行く記憶が消せる!」と書いてあって、なんじゃそりゃとなった)、最後に出てきた四聖主の声が「生贄になった面々じゃん!」となったり、最終決戦の演出のなかで「サンライズパースじゃん!」と言ってしまったり、そんなところまで楽しめました!
エンディング直前の、釘宮さんの虚な少年ボイスからの雄叫びに汗かきそうになりました。すんごい。
終始、佐藤利奈さんがすごかった。カッコ良かったです。
ずっとトゲトゲしい声が、終盤のちょっとやわらかくなる流れ、いいですね。リバースのヴェイグを思い出しました。
エンディング
『復讐劇である』『プレイヤーが魔王側である』『平和なエンディングではない(めでたしめでたしではない)』というのは知っていたので、こういうことかーと納得できました。
それでもエンディングイラストを見た時は「そうきたか……」とぐっとくるものがありました。
アルクェイド(月姫)の「イフって好きよ。その時は救いがあるような気がして」という名台詞が頭を駆け抜けていきました。
セイバールートやFateEXTRのラストっぽいかもとも思ったり(旅した仲間との別離と永遠の眠りED)
元ネタと用法は違いますが「最後はどうか幸せな記憶を(AIR)」も添えたい。
TOD2やラタトスクのエンディングは、ご都合主義と言われればそれまでなんですが(好きですよ!!)、ベルセリアでそれをやらなかったのが、本当に見事だと思いました。ベルベットは、世界を脅かす存在になってしまったわけで、そんな人が平和に暮らしてはいけない…というのも、キャラクターへのケジメだと思います。
手を貸してた他のメンバーはどうなるんだって話ですが、まぁ生きて進む方だって、絶対に大変ですしね。
永遠に幸せな夢を見て眠り続ける、優しい終わり方だとおもいます。
自分はテイフェス(テイルズオブフェスティバル)を可能な限り見に行っており、アスタリア等で適度なネタバレは踏んでましたが、クロスオーバー作品で何となく知っていることと、原作を自分の手で見ることは全然違うなと、改めて実感できて楽しかったです。
アスタリアで覚醒アルトリウスを持ってるのですが、「あぁ、元はこういう感じなのか」とわかったこと、アスタリアの秘奥義や神依演出の再現度が高いこともわかりましたし。
2019年のテイルズオブフェスティバルでの、アルトリウス(堀内賢雄さん)シークレットゲスト出演でのスキット、あれ、カノヌシの鎮めの再現をするってお話だったと知り感激。カノヌシが出てきて感情の抑制が始まったあたりで「これテイフェスでやってたやつだ!」って気が付けました。
しかも、テイフェスでは他のテイルズヒーロー側の面々も「心を縛られるなんて、たまったもんじゃない」って、ベルベットの味方につくんですよね。改めてそこに感動しました。
※同様の内容の別ブログもありますが、おなじ者が管理しているものです。