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【FGO感想】奏章Ⅲ新霊長後継戦アーキタイプ・インセプション

2024/010/25初稿

こんにちは、たかのアキです。

※本記事は「奏章Ⅲ新霊長後継戦アーキタイプ・インセプション」全体の感想です。多分にネタバレを含みます、自己責任でお読みください。

※AIについての感想、考えは、別の記事にまとめます。

※9節までの感想
【FGO】逆襲のドバイ~奏章Ⅲ前編(9節)【感想】

●資料・ムーンドバイの年表

FGOムーンドバイ年表2
ムーンドバイ年表3
ムーンドバイ年表4

注意:ストーリーが進むと訂正された項目があったのですが、保存漏れのため掲載できていません。ストーリークリアしたら年表消えるのバグだろメインインタールード入りしたら再確認できると願う。

●なぜ旧人類はAI化を迫られることになったのか

人類はなぜ滅亡したのかを選挙(多数決)で決める。どうして選挙をしているのか、疑問だったので回答が用意されていて面白かったと、まず思った点です。人類は”なぜか”滅亡した。はっきりとした理由がわからない、それなりの理由を提示しないと、人理に「剪定事象」として無かった歴史にされてしまう。BBドバイは人類を愛していたため、「きちんとした理由を提示できれば剪定から外れられるはずだ」と定義し、人類が滅亡した理由のラベルが欲しかった。

実際の剪定理由は「霊長の後継アーキタイプを認めなかったこと、霊長の進化を妨げたこと」が理由と判明。後継を認めること、剪定にやってくるムーンキャンサー(月の暈)を退けることで剪定から外れることになりました。

そのうえで私が気になったのは、「旧人類はなぜ増えなくなったのか」です。

Mrベックマンというやらかしマンのせいで、旧人類の人数が激減。AIによる出生管理をしても子どもは増えず、減少の一途をたどります(年表参照)おそらく衣食住には困らない環境だったと思うのですが、そのうえで子どもが生まれなかったのはなぜなのか。私はここでユニバース25というネズミの楽園実験を思い出しました。wiki等を読んだ程度の知識ですが。

ユニバース25は、生きていくのに困らない大きさの庭、食料をねずみに与え続ければ、永遠に繁殖しつづけるのではないかという実験。最初の数世代は順調に増えるものの、派閥争いや上下関係が生まれ、交尾の方法や家族の作り方がわからない下層ねずみが増え、どんどん数を減らしていっても、新たに子供を作ることはなく、絶滅していった…というものです。詳細は各自でお調べください。

私は、これに近いことが起きたのかなと思いました。その気になれば子供は作れたと思うのですが、もう誰も「その気」にはなれなかった世界なのかなと思います。その結果、自分たちの人格をAIにし、一応の不老不死を得ることでAI第三世代としてAI人類として文明を保っていた…ということかなと思いました。それだけ人口が減れば、地球で今まで通りの暮らしができるはずもなく。不便になった過疎地域として手放されてしまったのが、あの世界の地球だと考えています。

当カルデアのMVP
ぶっちぎりでルーラー上杉謙信でした

敵がほぼムーンキャンサーという当シナリオ。ムーンキャンサーに有利をとれるのはルーラー。当カルデアでは上杉謙信が単体アーツ宝具持ちであること、アーツ強化キャラが揃っていること(アルトリアキャスター、レディアヴァロン、玉藻)を踏まえ、攻撃担当として大活躍してくれました。宝具攻撃前に強化解除が入るのも美味しい。次いで活躍したのはルーラージャンヌダルクですね。謙信ちゃんと一緒に耐久してくれました。ちなみに、世間的にはアストライアの活躍を多く耳にしましたが、残念ながら私は未所持なので…。アストライアは星4ですから、宝具レベルを上げる機会に恵まれやすいというのもあって、活躍したという声にもうなずけました。アーケードの方では持ってるんだけどなー。

ジャンヌといえば、キアラさんの前に海エリアで出馬していたのは、水着ジャンヌだったようですね。たまに出るシルエットと、ジナコさんの戦闘シミュレーターが答えだったとみています。

●印象に残ったキャラ達について

・カルデアからのサーヴァント達
最初にドバイに来たメンバーで、最後のBBドバイ戦に挑む、という流れになったのがとても嬉しかったです。ニキチッチが血まみれになった時と、エレシュキガルが一度退場した時に、仲間の戦線離脱を覚悟したのですが、ちゃんと回復して、決戦前夜のお楽しみがあって、ラスボスに挑む…私にとっては王道RPGのようで楽しかったです。

「カルデアのパーシヴァル」が水着イベントからの奏章3というメインストーリーの中で活躍の場を作ってくれて良かったなと思いました。ガレスもそうですが、2部6章のパーシヴァルは、あくまで「妖精國のパーシヴァル」ですからね。一緒に苦難を乗り越える物語がきてくれて良かったです。バーソロミューも冒頭からの精神的支えで十分かっこよかったのに、キアラさんのところで更に良いところが見せてもらえるなんて。バーソロミューの宝具がキアラさんを撃った演出は本当に驚きました、一瞬バグかと思った。キアラさんがバーソロミューを3流だと言い放ったのをカッとなるカルナさん、それを止めるバーソロミューと、良い関係も見られて大満足でした。

数年前から再臨姿をストーリーの演出にもってくることが増えたので、アンキエレシュキガルの退場後「エレシュキガルの第3再臨がまだ出てきてない…絶対に来てくれるはずだ」とメタ的であるものの自信をもって応援が来ると思えてたのも楽しかったです。そのエレシュキガルを呼び寄せるために、最後まで粘ったエジソンも本当に良かった。

ストーリー開始直後に、テスカトリポカに「敵を見誤るな」と釘を刺されていたテノチティトランでしたが、がっつり裏切者ムーブしてましたが、大丈夫だったのでしょうか、ね。

・ジナコさん
残念ながらカルナさんと合流する前に退場となってしまいました。海に行くあたりで「ジナコさん、もしかして動けないのか?」と思っていたので、オールドドバイ地域の電力供給のために動けなかったと明かされたときは、「やっぱり・・」と覚悟を決めました。外に出ていくだけじゃない、家の中にずっといてもできることはある、そこを突き詰めて明るくなれたジナコさん、良かったなあと思いました。もうお布団かぶって震えていた彼女じゃない。白野ちゃんが新しい同僚(ムーンキャンサー)として来てくれて良かった。

・キングプロテアオルタ
未来のムーンドバイだと発覚して最初に強力な戦力になるかと思ったら、途中から様子がおかしくなってしまったノーマルプロテアに対して、プロテアオルタの活躍というかヒロインレースへの参入っぷりがすごかった。CMの格闘戦はなんだったんだ…。南米異聞帯でORTを正面から止めたり、今回はビームを正面から浴びて、放り出される主人公をキャッチしたり、都度描きおろしイベントシーンイラストがあったり(ワダアルコ先生すごい)、魅力いっぱいでしたね。

・パッションリップ
前半配信時にはボイスがなかったものの、中編配信時から初期化ボイスがつくようになりました。クリア後、簡易霊衣として初期化ボイスもバトル時に選べるようになりました。徐々にバーソロミューを戦力として認めて共闘するようになるくだりとか良かったです。正式に水着が来るといいね。

・アーキタイプアース(アルクェイド)
第3再臨の無垢な姫が主戦場に。一緒にご飯を食べたり、遊園地で試練を課してきたり、いろいろと遊べて楽しかったです。私は第1再臨の「真祖の姫」姿が大好きなので、その姿でも相手をしてくれて嬉しかったです。

「月と地球を衝突させる」という荒業をやってるところを見て「メルティブラッドで見たやつーー!!」と大興奮していました。旧作メルティブラッドの「暴走アルクェイド」というキャラのアークドライブ(いわゆる超必殺技)が、「月を落として相手を圧し潰す」という技があります。旧作メルブラ・アクトカデンツァをよく遊んでた私にはとても見慣れたもので、まさに「実家のような安心感」がありました。アーキタイプアースの第1・3臨の宝具で、体中から鎖をまき散らすのも、暴走アルクェイドのラストアーク(超必殺技その2)と同じですしね。(タイプルミナにこの技はありません)

・シエル
「ドバイに呼ばれたムーンキャンサーは縁深い者を1人だけ召喚することができる」という話だったので、てっきりアルクェイドに呼ばれたのがシエルだと思ってました。シエル本人はユニヴァース住民になっており、パトロールをするように言われてたまたまドバイに来ただけだ…という事でしたが。
そんなシエルから、エレシュキガルについて「あれは人類愛ですね!放っておいても大丈夫だと判断しました」とお墨付きをもらえたのが、こんなに安心するなんて。


このセリフかっこいい、もう一心同体じゃん

一心同体といえば





白い棒人間バトルの時に出る、シークレットサポートキャラ=アーキタイプアースが、なぜ居たのかというお話。当初はアーキタイプアースとシエルを同時出撃させないと、「そういえばムーンキャンサー戦で」の選択肢は出なかったのですが、アプデによりマテリアルから誰でも読めるようになりました。私もそれで初めて読みました。ほんと、月姫本編とは違って、番外編だと仲良いね君たち。

・癒し枠チャッカリム
自立した第3世代ではなく、あくまで「人類のサポートをするため」の第2世代AIとして、本当に最後まで居てくれたチャッカリム。最初はまさかのラクダ頭男?にギョっとしたものの、いつのまにか出てくるとホッとする「日常のアイコン」になってて、うまい演出だなあと思いました。しゃべり方可愛い。

・カズラドロップ

ここまで立ち絵があって、におわせ発言までしていたなら、去年のワンジナの如くすぐに実装イベントあるんだろうと予想されてましたが、案の定でしたね。しかしムリアン姿になる簡易霊衣実装は驚き。

・BB

―――大好きな人を、大事な人たちを、「無かったこと」になんてさせない。そのためなら、世界のシステムにだって逆らってやる―――

BBドバイが号泣しながらここまでしていた理由を語って、BBコスモが「やっぱり同じ”BB”なんですね」と納得し、融合をもちかける。BBが初めて登場したEXTRA CCCこそ、そういったお話でした。BBコスモが、岸波君と会った時の反応と、あの泣きそうな顔に、こちらももらい泣きしていました。ワダアルコ先生の表情の描き方が素晴らしすぎる。奈須きのこさんの、キャラクターが最初に生まれた時の物語を大事にしている演出、大好きです。それこそ、生みの親に大事にされてる感じがして。

「ゴールデンBBは地球まで吹っ飛ばされた」の文言に大爆笑

・岸波白野
Fate/EXTRAシリーズの主人公。ゲーム開始時に男女選択するので、男性の岸波白野と女性の岸波白野がいる。
サプライズゲスト出演かと思ったら、まさかの配布キャラ。初めてバトル参戦した時に、驚きのあまり編成画面のスクショを2枚とってました。しかも戦い方がEXTRAシリーズで縁深いサーヴァントたちを呼ぶという、EXTRAシリーズファンの自分大喜び(私はテラリンだけ未プレイなので、近いうちに遊びたいと思ってます)宝具ではムーンセルのスーパー演算ビームをくらわす。初めての「対粛清防御貫通」という文字に驚き宝具の説明文のスクショを3枚とってました。「対粛清防御は貫通でも回避で避けられるんだ!」と思ったら、旧校舎前でのバトルで、無敵貫通付与の上で宝具打ってきて、おいふざけんなと思いました。合体宝具演出、良かったですね。

ドバイに召喚されて目の前に見知らぬ人が居ても、”別世界の自分”だと直感でわかった…という、猛者の直感。「君(FGO主人公)にも、そういうことがあるかもよ」と言ってくるあたり、いずれ別世界の主人公と合流する物語が予定されているのでしょうか。もしかして、最終戦全プレイヤーによるレイドバトル等があって、「別世界のカルデアのみんなー!」みたいな事があるのかなあ、とか。

旧校舎前のラストバトルはCCCファンの自分にはとても嬉しい演出でした。ゲージブレイクをした際に、プレミアムロールケーキを食べる→「もうひとつの結末」を付与…というのも、FGO最初期礼装からきてること。

女岸波白野、ファーストブレイク

2ブレイク目の「Bright Burning Shout」は、アニメ「ラストアンコールの主題歌」

男岸波白野の方も、同様の演出がありました。2ブレイク目はラストアンコールエンディングの「月と約束」と表示。

「月と約束」の方はスクショ撮り忘れ

私は女の子の方をお迎えしました。自分がEXTRAシリーズをプレイするときは、ずっと女の子の方を使ってましたから彼女の方が思い入れがあるので。バトルできちんと使って気が付いたのですが、「今を生きる人類」判定は入ってないんですね…そうか、たしかに…。ついつい別作品主人公は「今を生きる人類」だと思ってしまってましたが、彼らの背景を考えると、確かに違いますね。見返したらそういった発言もしていました。

女岸波白野の発言、私たちは「人間の複製」

長くなりましたが、ここまでお読みくださりありがとうございました。AI論争について、書き上げられるかどうかわかりませんが、その時はまたお付き合いください。

宣伝・ラストアンコール全話感想記事あります
Fate/EXTRA Last Encore感想目次