朗読劇「心理試験」【ヘロQ】

劇団ヘロヘロQカムパニーの公演を見てきました。
江戸川乱歩パノラマ朗読劇、2022/06/02の「心理試験」です。

ヘロQさんの公演を現地で見るのは獄門島以来。何年前だい。

『朗読劇をやるよ』というお話を聞いて、「絶対に普通の、並んで読み上げるだけの”朗読”じゃないだろ…」と思いつつ見に行きました。期待通りでした。

ヘロQさん主催ではないのですが、吉祥寺の前進座劇場で「朗読だけど…朗読かコレ？？」みたいなアグレッシブな演目を見たことがあったので、そんな想像をしてました。
　

舞台のセットは厳かでカッコよく、登場人物のみなさんの服装や動きを含め演技、舞台の演出全てで没入感をあげていく。

今回の語り役、置鮎龍太郎さん。語り…つまり、小説のト書きにあたるところを、ほぼ読み上げているので、「聴いてる方は楽しいけど大変だこれ！！」と思いました。耳も目も幸せでしたがっ。着物姿すてきでした。

6月2日公演の明智小五郎役は畠中祐さん。笑顔でどんどん迫ってくる不気味さが素敵でした。前日は浪川大輔さんが明智役だったとのこと。どんな雰囲気だったのか気になりましたね〜。

「心理試験」が犯人目線のお話でもあるので、観客の私達=読者がぞくぞくしていくんですよね。
追い詰められていく犯人役—関智一さんの表情がどんどん具合悪くなっていくの、すごかった。何も話してないのに。「役者さんだあ…」としみじみ思った瞬間。

作品の予習はしていたので「あのシーンどうやって舞台で見せるのかな〜」という楽しみもありました。今回ですと、反応の速さ一覧表ですとか。

公演50分、アフタートーク20分ほど。

長時間公演があまり得意でない自分にとって、このぐらいの公演はありがたかったです。

次回は11月に、がっつりとした舞台公演をやるとのことですが、朗読劇スタイルもまたやっていただきたいですね。

土日は配信も予定されていて、６月中は見られるとのことです。

●配信チケット購入「チケットペイ」
https://www.ticketpay.jp/#warpper

検索欄に「江戸川乱歩」と入力すると出ます。

締めたけどこれだけ（笑）‼️

信じられない位素敵な今回の美術も、
⁰美術製作：F・A・T STUDIO
福田暢秀さんです(≧ω≦)！！

朗読のセットとはマジで思えない(≧▽≦)‼️

座長の、本の挿絵みたいな美術にしたかったという願いを1200パーセント叶えていただきました(≧▽≦)(≧▽≦)(≧▽≦)！！ pic.twitter.com/qgvbSBMO0W

— 長沢美樹@みきどん (@miki_miki_don) June 5, 2022